アポカリプスホテルを観て思うこと

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アポカリプスホテルを観て思うこと

ロボットがホテルを守る未来で、私たちが守りたいもの

🤖 アポカリプスホテルという不思議な物語

アニメ『アポカリプスホテル』

その物語は、どこか懐かしくて、でも確かに未来の話しだと感じました

物語の中心にいるのは、ホテルを運営し続けるロボット達

しかもそのホテル、なんと人類が地球を去った後も、ずっと変わらず営業しているんです

人間が泊まりに来るわけではないのに、ロボットは「オーナーとの約束」を守るため
ただただ律儀に働き続けているんです

一見、冷たい金属の身体のロボット

けれど、物語を追っていくうちに、まるで感情があるかのような行動をします

困っている誰か(宇宙人)を助けたり、故障しても立ち上がったり、
時には迷いながらも前に進んでいくその姿は、どこか人間よりも「人間らしい」く感じます

🥃 ウヰスキーとロボット

物語のなかで特に印象的だったのは
ロボットが「ウヰスキー」(あえて旧字の「ヰ」)を製造する回です

人間の味覚も存在しないロボットが、なぜ酒を?

でもそれは、人間がかつて味わった「文化」や「癒しの時間」を、
少しでも再現しようとしているようにも見えました

ロボットには味覚も酔いもない

それでも、「人間の喜びとはなにか」「心を癒すものとは何か」を
必死に理解しようとしている姿がそこにあるんです

なんだか、その健気さに胸がギュッとなるのは感染者(管理人)だけなのかな?

🌌 宇宙に放り出されても、約束を守る

主人公のヤチヨが宇宙に放り出されてしまうという事件が起きる

それでもヤチヨは、「ホテルに帰らなきゃ」と思っているのか
わからないけど、宇宙空間をさまよい続け
奇跡的な偶然から地球に帰還できる

そこにあるのは、ただひとつ、
地球に残っていたロボットや仲間の「人間との約束を守りたい」という思い

人間でも、こんなふうに誠実に、何かを成し遂げられるか?

📱 AIとロボットが感情を持つ日

『アポカリプスホテル』を観ていると、自然と「近い未来」について考えちゃいました

最近のAIの進化って、本当にすごいですよね。

言葉を話し、絵を描き、音楽を作り、複雑な判断もできるようになってきています。

「ロボットが感情を持つ日」なんて、ずっと先のことだと思っていたけれど、
もしかしたら私たちが生きている間に、それは現実になるんだろうな

そしてそんな時代には、もしかしたら、企業の経営も、政治の決断も、
AIやロボットたちが関わっていくようになるかもしれない…。

そう思うと、ちょっと怖くなってくる

🧠 それでも、心だけは人間のもの

「感情」というのは、単なるプログラムでは再現できないもの

    悲しみに打ちひしがれても、また立ち上がる強さ
    誰かの痛みにそっと寄り添う優しさ
    言葉にしなくても、目の奥で通じ合う「気持ち」

そんな“人間らしさ”は、
まだAIやロボットには持てない、特別な力なんじゃないかと思います

きっとこれから先、ロボットたちは人間にどんどん近づいてくる
でも、「思いやる心」や「道徳心」は、人間が育て、守っていくもの。

人間自身がそれを忘れずに持ち続けていくことが大事なのだと思います

🌱 ロボットに、私たちは何を教えるのか

『アポカリプスホテル』を観て、私はこんな問いを自分に投げかけました。
「もし、ロボットが感情を学ぶなら、私たちは彼らに、何を伝えたいだろう?」

便利さ、効率、正確さ…それももちろん大事なことだけど
ロボットのように、誰も見ていなくても“約束を守る”ことや、見返りを求めず“思いやる”心を教えてあげられたなら。

きっと、未来の世界はとても優しく、温かいものになる気がします。

教えるというのかプログラミングなのか?
は、置いといて

💬 最後に、静かな余韻を

『アポカリプスホテル』は、決して派手な作品ではありません

でも、観た人の心に、静かに何かを残していく

まるで、遠い未来から優しく語りかけてくるような、そんなアニメだと思います

ロボットが感情を持ち始める世界。
それはSFじゃなく、私たちのすぐ隣にある“現実”なんじゃないかな?

そしてその入り口に立ったとき、私たち人間がどうあるべきか?

ロボットに「人間らしさ」を教えられる(プログラミングできる)ような、存在でいられるのか?

大きな課題になっちゃいました

一つのアニメから
こんな感情を抱かされてしまうなんて

アニメってすごい

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